防獣フェンスはコメリ揃う?自作で失敗しないように

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防獣フェンス ライフハック
防獣フェンスを自作

朝、畑を見に行ったら、畑があらされ――掘り返されていた。

せっかく育てた野菜が、実る前にイノシシにやられた。

ほんっと悔しいですよね。
大事に大事に育てた野菜なのに。

わたしの地域もクマやイノシシがしょっちゅ出る地域で頭を悩ませています―――。

でも、ここまで調べてきたなら大丈夫です。防獣フェンスは、自分で作れます。材料は、近くのコメリで全部そろいます。

先に結論を言います。

  • 自作の成否は、フェンスの高さではなく「下をどう処理するか」で決まります
  • 費用は、囲う長さで決まります。この記事では、長さごとの総額まで出します
  • 手順は難しくありません。効くかどうかは、決まった場所を押さえるかどうかです

買い物リストから、総額、張り方、失敗しやすい場所まで、全部まとめました。

まず全体像。フェンスは3つの部品でできています

防獣フェンスは、分解すると3つだけです。

1. 囲うもの(フェンス本体)
動物の通り道をふさぐ、網やフェンスそのものです。コメリでは、スチール製の「アニマルガードフェンス」や「スチールガードフェンス」、網状の防獣ネットなどが中心です。

2. 支えるもの(支柱)
フェンスを立てるための柱です。間隔と、地面に打ち込む深さが大事です。

3. 止めるもの(固定具)
フェンスと支柱を結ぶ材料と、下を地面に止めるヘアピン杭などです。地味ですが、ここを省くと下から入られます。

言い換えると、買い物はこの3種類だけです。難しく考えなくて大丈夫です。

どちらのタイプのフェンスにするかで、向いている相手が少し変わります。

  • スチール製のフェンス:しっかりしていて長持ち。イノシシやシカなど、力の強い相手向き
  • 防獣ネット:軽くて安い。小動物や、まず試したい場合向き。ただし、かじられたり破られたりしやすい

この記事では、長く使う前提で、スチール製のフェンスを中心に説明します。

買い物リストと総額。長さごとに全部出します

「結局、いくらかかりますか?」

一番知りたいのは、ここだと思います。単品の値段を並べても、総額は見えません。だから、囲う長さごとに、必要なものと合計を出します。

価格は、2026年11月に確認したコメリ公式通販のものです。お店の価格は店舗によって違うことがあるので、目安として見てください。

材料の値段(コメリ)

  • アニマルガードフェンス(高さ1.5m×長さ30m):税込15,800円。下に行くほど網の目が細かくなる作りで、下から入られにくい形です
  • スチールガードフェンス(高さ1.2m×長さ20m):税込9,280円
  • 専用の支柱:1本 税込928円〜1,180円
  • 専用の扉(幅100cm×高さ150cm):税込17,800円
  • ヘアピン杭や結束の材料:長さにもよりますが、1,500〜3,500円くらい

長さごとの総額の目安

前提は、アニマルガードフェンスを使う場合です。支柱は2mおきに1本立てます。

囲う長さフェンス本体支柱固定具など合計の目安
約10m約9,300円(1.2m×20m巻き)6本 約5,600円約1,500円約16,000円
約20m15,800円(1.5m×30m巻き)11本 約10,200円約2,000円約28,000円
約30m15,800円(1.5m×30m巻き)16本 約14,800円約2,500円約33,000円
約50m31,600円(30m巻き×2)26本 約24,100円約3,500円約59,000円

扉を付ける場合は、ここに扉の代金(税込17,800円)が加わります。出入り口は、フェンスの一部を開け閉めできるようにする方法もあります。お金をかけたくない場合は、そちらでも大丈夫です。

20m巻きや30m巻きは、長くて重い荷物です。買うときは、車に載るかを先に考えてください。店舗で受け取る方法と、通販で届けてもらう方法があります。畑の近くに店舗がある場合は、在庫を電話やサイトで確かめてから行くと、二度手間になりません。

張り方の手順。大事なのは「下」です

手順1. 場所を決めて、下草を取ります

まず、囲う範囲を決めます。その線に沿って、草を刈っておきます。

あとから「草刈りが大変だった」と後悔する人が多いのは、この下準備を軽く見た場合です。フェンスを張ってからでは、内側の草が刈りにくくなります。最初にきれいにしておくのが、結局は近道です。

手順2. 角から、支柱を立てます

支柱は、角から立て始めます。角は力がかかる場所なので、斜めの支え(筋交い)を入れると、ぐらつきにくくなります。

間隔は、使うフェンスによって違います。ネット式なら1〜2mおき、スチール製のフェンスなら製品の説明に合わせます(アニマルガードフェンスは3m間隔が案内されています)。

打ち込む深さは、30〜50cmが目安です。浅いと、風や動物の力で倒れます。ここは手を抜かないでください。

手順3. フェンスを張ります

支柱にフェンスを掛けて、結んでいきます。たるませず、まっすぐに張るのが基本です。

一人でもできますが、二人いると、引っ張る役と結ぶ役に分かれられて、ぐっと楽です。

手順4. 下を処理します(ここが主役です)

動物は、上を越えるより、下をくぐろうとします。イノシシは鼻で下からめくり上げますし、小動物は数センチの隙間からでも入ります。

だから、下の処理が一番大事です。

  • フェンスの下のほうを、外側に20〜30cmくらい折り返して、地面に寝かせます
  • 寝かせた部分を、ヘアピン杭で地面に止めます
  • ネット式の場合は、裾を30cmほど垂らして、同様に杭で止めます

アニマルガードフェンスは、下に行くほど網の目が細かくなっています。その細かい部分が地面の近くに来るように張るのが、この製品の効かせ方です。

「高いフェンスにしたのに、入られた」という失敗のほとんどは、この下の処理が甘い場合です。逆に言えば、ここをやれば、効き方は大きく変わります。

手順5. 角と、扉のまわりを見ます

破られやすいのは、フェンスの途中ではなく、角と出入り口です。

角は支柱の支えが効いているか、扉のまわりは隙間が開いていないか。手を入れて揺らしてみて、大きく動く場所があれば、支柱や固定を足します。

手順6. 一周して、点検します

最後に、フェンスの外側を一周歩きます。目線を低くして、下に隙間がないかを見ます。

動物が見ているのは、その隙間です。人間の目線ではなく、地面すれすれの目線で見てください。

ここまで読んで、「自分には、ちょっと無理かもしれない」と思った方もいるかもしれません。それも正しい判断です。時間と手間を買う方法として、完成品のキットや、プロに頼むやり方もあります。違いは、こちらにまとめました。

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相手の動物で、変えること

相手によって、力の入れどころが変わります。

相手力点目安
イノシシ下の強さ。鼻でめくる力への対策高さ1.2〜1.5m。下の折り返しと杭を厚く
シカ高さ。跳び越えられないこと高さ1.5〜2m。ネットを上に足す方法も
ハクビシン・タヌキなどの小動物網の目の細かさと、下の隙間目が細かい素材を下側に。隙間は数センチでもふさぐ
ウサギ・猫など下の隙間と目の細かさネット式でも対応しやすい

全部を完璧にしようとすると、お金も手間も膨らみます。自分の畑に来ている相手を先に決めて、その相手に合わせて作るのが、結局は安く済みます。

よくある失敗と、防ぎ方

  • 下の隙間から入られた:一番多い失敗です。折り返しと杭の止め直しで防げます
  • 角が倒れた・ゆるんだ:角に斜めの支えを足します
  • 支柱が浅くて倒れた:打ち込みは30〜50cm。柔らかい地面ほど深くします
  • 材料が途中で足りなくなった:買う前に、囲う長さを測ってください。上の総額表は、そのためのものです
  • 張ったあとの草刈りが大変:手順1の下草処理を、最初に済ませておくのが答えです

失敗は、たいてい決まった場所で起きます。先に知っていれば、どれも防げます。

よくある質問

電気柵と、どっちがいいですか?

相手と場所によります。電気柵は、イノシシやシカへの効き目が強い方法です。ただし、電気を流すための機械と、草が触れて漏れないようにする手入れが要ります。フェンスは、一度作れば手入れは少なめです。費用と仕組みの違いは、こちらで比べています。

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一人でも作れますか?

作れます。10〜20mくらいなら、一人で半日から1日が目安です。ただ、長いフェンスを引っ張って張る場面では、二人いると正確に張れます。

扉は必ず要りますか?

要りません。出入りする場所だけ、フェンスを外せるようにしておく方法もあります。毎日出入りする畑なら、扉があったほうが楽です。

借りている畑でも、作れますか?

作れます。ただし、あとで全部外せる作りにしておくのが条件です。支柱を打ち込むだけの作りなら、返すときにもとに戻せます。大家さんや地主さんには、先に一言かけておくと安心です。

まとめ

フェンスは、高さで止めるものではありません。下をどう処理するかで決まります。

材料はコメリでそろいます。総額は、囲う長さで見当がつきます。あとは、下の処理を丁寧にやるかどうかだけです。

あなたの畑の野菜が、無事に育ちますように。

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